【世界初!?】 VR(バーチャルリアリティ)で仙禽(せんきん)さんの酒蔵を訪問して日本酒製造体験をしてきました!/コロナ禍ならではのイベントレポート

日本酒で♡Happy Life♡を実践中のkiccoです♪

今回は2021年2月20日に参加してきたFBOさん主催のイベント 「世界初!?学びの遠足 VR酒蔵訪問 蔵元見学・日本酒製造体験プログラムについて書きたいと思います!

「最先端の技術のVR(バーチャルリアリティー)を活用して、酒蔵をリアル訪問することなくバーチャルで見学してみよう!」 という、コロナ禍のなか新しい取り組みを反映して行われた日本酒イベントでした。

FBOさんについて

今回のイベントを主催された FBOさんの名称は、英語名「Food & Beverage Specialists Organization」の頭文字から来ていて、日本語名称は「料飲専門家団体連合会」です。

「料飲」・・・あまり耳になじみがない感じですが、「料理と飲食」に関するNPO法人さんです。東京は文京区小石川にオフィスを構えていらっしゃいます。

FBOさんは20年にわたり日本の飲食業界においてさまざまな活動に取り組まれており、アルコール飲料、コーヒーや紅茶、チーズなどの各種認定試験や講習会などを開催されています。

もしかしたら・・一度は耳にしたことがあるかもしれない「利き酒師」さんの試験を主催されている団体です。

各種試験のほかにも、FBOさんではさまざまなアルコール飲料やチーズに関するイベントを開催しており、プロフェッショナルの方から一般の愛好家まで参加して学ぶことができます。

今回、体験してきたイベントもこのようなセミナーのひとつでした!

世界初!?VRで仙禽さんの酒蔵を訪問!

今回、開催されたのは日本酒のイベントで、最先端の技術のVR(バーチャルリアリティー)を使って、東京の会場にいながら仙禽(せんきん)さんの酒蔵を訪問しよう!日本酒の製造を体験してみよう!という主旨のものでした。

コロナ禍でなかなかリアルでの見学が叶わないなか、VRというアトラクション要素を取り入れた企画に心がときめき、募集を見てすぐに申込みをすませました(当日は満員御礼!キャンセル待ちでした)。

いよいよイベントスタート!

アトラクション要素を盛り込んだイベントということで、受付では栃木県のさくら市にある仙禽さんの酒蔵に行くための新幹線の乗車券風のチケットをいただきました。

『うん?厚めの紙…?』 と思っていたら、なんと、スタッフさんの手作りマグネットでした。

乗車変更不可、未成年乗車禁止です(FBOさんの遊びごころを感じます・・・笑)!

今回のイベントプログラムは90分構成で、こんな感じで進みました。

プログラム内容
①仙禽さんの酒蔵の動画鑑賞杜氏が動画で酒蔵のなかをご案内!訪問者の目線で収録された蔵元の見学動画を見ながら、観光気分で日本酒の製造工程をじっくり見学。
VRゴーグルで日本酒製造体験VRゴーグルを装着して、日本酒製造体験。
酛摺り体験
麹室での作業 他
仙禽を試飲3種類の個性の異なる仙禽さんの日本酒をティスティング。

仙禽さんの酒蔵の動画鑑賞

先ずは、仙禽さんの酒蔵の見学動画の鑑賞タイムからスタートしました。

動画内では杜氏にしての常務取締役の薄井真人さんが、酒蔵を案内しなたら日本酒の製造工程を解説してくださいました。

お話を伺いながら、昨年、受験したばかりのSake Diploma試験で学んだ知識を振り返る良い復習タイムにもなりました。

(はっきりと覚えているところ、記憶がまだらになっているところ・・いろいろでした・・・。やっぱり、アウトプットは継続していかないと、覚えたことも忘れしまうことを痛感・・ )。

ちなみに、動画で鑑賞した日本酒の製造工程のイメージはこんな感じです。

② VRゴーグルで日本酒製造体験

次はお待ちかねのVRゴーグルを装着しての日本酒の製造体験!

こちらが私がお借りしたVRゴーグルです。その左上には「No.08 雄山錦」のテプラが貼ってありました。ちなみに、「雄山錦」は富山生まれの酒米です。

おそらくですが、各ゴーグルにいろいろな酒米の名前がついていたのかなぁ・・と思います(ここにも、FBOさんの遊びごころが!)。

セミナーでは 『麹室(こうじむろ)作業』 をバーチャル体験しました。

「麹室(こうじむろ)」は酒蔵にある暑~い、暑~い サウナのような部屋です。蒸しあがった酒米はこうじむろの作業台に広げられて、上からこうじ菌の胞子が振りかけられます。

日本酒の製造方法が説明されているこちらの動画でも、象徴的な場面の一つかと思います(こちらの動画の1分12秒ぐらいあたりの工程です!)。

セミナーでは、(サウナほどではありませんが) 気温が上がっている会議室に3名で入室(三密対策)。

VRゴーグルを装着してから、実際にこうじ菌を入れる容器を手に持って蒸しあがった酒米に振りかけるという作業をバーチャル体験させていただきました。

容器は想像よりもズッシリと重く、動画で見たように容器を肩の高さから「縦ふり、横ふり」とバランスよくこうじ菌を振りかける作業は、難しく繊細な作業でした。

こうじむろの作業のほかにも、酒母(しゅぼ)を生酛(きもと)づくりで行う山卸しの作業も、バーチャル体験しました。

生酛づくりは、自然の力を借りて、昔ながらの伝統的な方法で日本酒の造る方法です(こちらの動画の1分40秒ぐらいのところを見るとわかりやすいです!)。

とにかく現代においても、手作業で時間をかけて行われる手間ひまがかかる造り方です。

イベントではVRゴーグルを装着して、写真のような大きなタライとデッキブラシを使って体験しました。

③ 3種類の仙禽のティスティングタイム

最後は、杜氏の薄井さんのお話を聞きながらのティスティングタイム♡

こちらの異なる個性を持った3種類の仙禽を試飲させていただきました。

  • モダン仙禽 無垢
  • クラシック仙禽 無垢
  • 仙禽 オーガニックナチュール

「モダン仙禽」は名前のとおり、現代的な速醸系酒母を使って造られたお酒。

いっぽう「クラシック仙禽」は名前のとおり、クラシック、つまり伝統的な生酛系酒母を使って造られたお酒。

「オーガニックナチュール」は、精米歩合90%(削られる部分は10%だけ)、木桶で伝統的な生酛づくりで、仙禽さんの酒蔵だけに住んでいる「蔵付き酵母」で造られたお酒。

異なる個性を持った3種類の仙禽、それぞれに美味しくいただきました。

来年こそは、リアルな酒蔵訪問の体験を!

仙禽さんでは、毎年、酒蔵訪問のイベントを開催されているそうです。

しかし、今年はコロナ禍の影響もあり、FBOさんとのコラボでVRによる酒蔵訪問という形でイベントを開催されたとのことでした。

VRゴーグルを装着すると視界の360度が覆われ、まるで仙禽さんの酒蔵にいるよう現実に近い感覚になります。

しかし、五感(視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚)をフル活用して体で得る感覚は、現地を訪問しないと得ることができない貴重な体験です!

来年こそは、リアルに訪問できますように!

日本酒でハッピーライフ♡ Happy life with Sake !

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この記事を書いた人

kicco

華の47年組(1972)生まれのアラフィフ世代。ワイン、日本酒、チーズで日常を彩るHappy♡Life研究家。人生100年時代!自分らしい主体的なセカンドキャリアを実現するために、"自分のための3年プロジェクト"を実践中の会社員。日本ソムリエ協会認定(J.S.A) ワインエキスパート、Sake Diploma(日本語)、Sake Diploma International(英語)の資格を取得。2021年10月にチーズプロフェッショナル試験に合格。

”試験合格こそ、新しいスタート!“と思い、このブログを通じて ワイン、日本酒、チーズで実践するHappy Life、資格試験のこと、Wine EnglishやSake Englishについてお伝えしていきたいと思っています。2021年1月からブログを始めたばかり。まずはコツコツ、コツコツと投稿を続けます!
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