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今回は「Sake Diploma International試験の合格体験④」として、Sake Diploma Internationalと Sake Diplomaの試験形式の違いについてお伝えしたいと思います。
前回の記事はこちらです。Sake Diploma Internationalの願書と試験日についてお伝えしました。
Sake Diploma InternationalとSake Diplomaの試験形式の違い
出題原語のほかに、Sake Diploma International試験とSake Diploma試験は異なる点が2つあります。
一つ目は、試験日。Sake Diploma International試験は、筆記試験、ティスティング試験、論述試験がすべて同日に実施されます(2021年の試験日は10月16日)。
同日に実施されるということは、つまり、筆記試験の結果はわからないまま、ティスティング試験と論述試験も受験することとなります。
二つ目は、試験方法。「筆記試験」は本当にすべてが「筆記」で行われるという点です。かつて鉛筆と消しゴムを使って受けた、小中高時代の「ザ ・筆記試験」のイメージです(なつかしい…)。
もちろん、選択問題もありますが、ほとんどが出題内容についてピンポイントで解答をして進めていくという試験形式になっています。
筆記試験、ティスティング試験、論述試験がすべて同日に実施される分、一瞬たりも気が抜けず、ハード。
そのうえ、筆記で解答をする必要があるので、スペリングミスなんて許されません!!
解答は「五百万石!」と思って、「Gohyakumangoku」 と記載すべきところを、「Gohakumankoku」 と書いて、わずかにスペリングを間違ってしまったら、不正解になってしまうということです。
選択式ならば、うろ覚えでも「えっと、なんだったけ。あっ、でも、きっと解答はこれだよね!」と「なんとなくの記憶」で選ぶことができます。
でも、この「なんとなく」の記憶では、解答できないのが筆記試験の難しいところです。ましてや、加齢とともに、衰えてくるのが記憶力・・・(汗)。
いっぽうのSake Diploma試験は、一次試験(CBT試験という試験です。後ほどご説明しますね)と二次試験(ティスティング試験と論述試験)があります。
一次試験に合格すると、晴れて二次試験へ進むことができます。
さきほどの「CBT試験」。これは「Computer Based Test」の略語です。「コンピュータをベースにした試験」。
つまり、その名前のとおり、鉛筆と消しゴムを使って受験するのではなく、パソコンの画面に表示される問題に対して、選択式で解答をしていくという形式です。
最近は各種の資格試験などでもCBT試験が導入されていて、CBTの試験会場は全国にあります。
Sake Diplomaの場合は、試験期間内に最寄りの試験会場を予約して受験します(自宅からは受験できませんので、ご注意くださいね)。
CBT試験の詳細については、株式会社CBT-Solutionsさんのウェブサイトが参考になりますのでこちらのリンクをご紹介したいと思います。
昨年のSake DiplomaのCBT試験もこちらの会場一覧から試験会場を選択して受験しました。
Sake DiplomaのCBT試験の3つの特徴
Sake Diploma International試験は「試験会場で一斉受験」という王道のシンプルスタイルで行われますが、Sake DiplomaのCBT試験は、①出題内容、②受験回数、③合否通知において、Sake Diploma International試験にはない3つの特徴があるのでまとめてみました。
①出題内容
出題される問題は、膨大なデータベースの中からランダムに出題されるようになっています。なので・・・同じ時間に同じ試験会場で受けても、出題される問題は異なります。
②受験回数
受験回数は申し込みをするときに「1回または2回」のいずれが選択できます。最初から2回分で申込みをしておけば、合格のチャンスは2倍!1回目で合格できなくても、最後まであきらめずに2回目で合格すれば一次試験に合格となります。ランダムに出題されるため、自分の苦手分野が多く出題されても、2回分の受験ができれば安心です。ただし、途中から2回分への変更はできないので、ご注意ください。
③合否通知
試験の合否結果は、試験直後に確認できます。1回目で合格してしまえば、2回目の試験は受けても受けなくてもかまいません。力試しのために受けて2回目に落ちたとしても、1回目で合格していれば、合格が取り消しになることはありません。
合格チャンスを2倍にするために、もちろん、わたしもCBT試験は2回分で申込みをしました。
でも、1回目の試験に合格してからは、とりあえず一次試験のプレッシャーから解放されて二次試験の準備に取り掛かりたかったので、2回目の試験はパスしました。
まとめ
今回はSake Diploma InternationalとSake Diplomaの試験形式の違いについてお伝えしました。
Sake Diploma Internationalは、英語で出題され、筆記試験、ティスティング試験、論述試験が、すべて同日に実施されます。
いっぽう、Sake Diplomaのほうは、一次のCBT試験に合格しないと、二次試験(ティスティング試験、論述試験)には進めないという形式になっています。
この2つの試験、出題原語の違いはあっても、出題内容に違いがあるわけではありません。
だからこそ、先ずはSake Diploma試験に向けて母国語(日本語)である程度の内容を理解して、次にSake Diploma International試験に向けて同じ内容を英語で学習したほうが、理解も早いし、挫折もしづらいので、充実感も得られ試験勉強も楽しくなります。
誰しもが経験したことがあると思いますが、どんな試験でも終わってしまうと、試験に向けて準備してきた細かい暗記事項などは、瞬く間に記憶から抜けて落ちいってしまうものです。
特に加齢とともに、記憶力の低下を感じることは日常茶飯事!だからこそ、試験内容が記憶に定着しているピークの時期、つまり、同じ年のダブル受験がおすすめです。
次回はイメージ問題を交えながら、Sake Diploma InternationalとSake Diplomaの出題形式の違いなどについてお伝えしたいと思います。
Sake Diploma International | Sake Diploma | |
開催国 | 日本(東京・大阪) 中国 台湾 アメリカ ドイツ | 日本全国 |
試験日 | 2021年10月16日 | 一次試験:2021年7月20日~2021年8月31日 二次試験:2021年10月18日 |
試験原語 | 英語 | 日本語 |
試験形式 | 1段階形式 同日に試験会場で一斉受験。 筆記、ティスティング、論述試験を、すべて同日に受験します。 | 2段階形式 一次試験(CBT試験)は最寄りのCBT試験会場で受験。 一次に合格後、二次試験(ティスティング、論述)を試験会場で一斉受験。 |
出題内容 | 受験者間で共通です。 | CBT試験のみ、受験者間で異なります。 |
出題数 | 同じ | 同じ |
試験回数 | 1回 | CBT試験のみ、2回まで受験可能です。 |
合否結果 | 後日、通知されます。 | CBT試験のみ、試験直後に通知されます。二次試験は後日、通知されます。 |
合格者数(2020年) | 158人 | 2228人 |
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