日本酒で♡Happy Life♡を実践中のkiccoです♪
今回は「Sake Diploma International試験の合格体験⑤」として、イメージ例題に触れながらSake Diploma と Sake Diploma Internationalの出題方法の違いについてお伝えしたいと思います。
前回の記事はこちらです。Sake Diploma InternationalとSake Diploma試験の形式の違いについてお伝えしました。
イメージ例題に見るSake Diploma InternationalとSake Diplomaの出題内容の比較
Sake Diploma Internationalの試験は、鉛筆と消しゴムを使って受験する「ザ・筆記試験」方式です。選択問題もありますが、試験のメインは筆記です。記憶が曖昧でスペリングミスなどをしてしまうと、不正解になってしまいます。
いっぽう、Sake Diplomaの試験はパソコンを使って選択肢を選ぶ「CBT試験」方式です。選択式なので答えに困っても、勘どころがうまく働けば、正解となる場合もあります。
この前提を踏まえて、代表的な酒造好適米の生産順位に関するイメージ例題を2つほど作成してみました。
言語にかかわらず、問題の本質はどちらも同じです。イメージ例題1は酒造好適米の生産順位に関するものです。イメージ例題2は歴史に関するものです。
Sake Diploma Internationalは「筆記」で、Sake Diplomaは「選択式」で解答します。
イメージ例題1 酒造好適米について
先ずはSake Diploma International試験のイメージ例題です。
次に、Sake Diploma試験のイメージ例題です。
イメージ例題2 歴史について
先ずはSake Diploma International試験のイメージ例題です。
次に、Sake Diploma試験のイメージ例題です。
こんな感じで、Sake Diploma InternationalもSake Diplomaも100問程度の問題が出題されます。イメージ例題からもわかるように、Sake Diploma Internationalではとにかく「書くこと」が求められます。
このようなイメージで問題数が100問ほど並んでいるわけですから、とにもかくにも「書かないことには、前には進めない、進まない・・・」。それがSake Diploma Internationalの試験です。
しかし、しかしです。
社会人として長く働き、便利なデジタルツールが普及してくるにつれ、みなさんはどの程度、この「書く」という行為を日常的に行っているでしょうか。
年々、「書くこと」から遠ざかり、パソコンやスマホの文字変換機能、スペリング修正機能を多用することで、「漢字の書き方や英単語の書き方の記憶が曖昧になっているかも・・・」と感じる瞬間があるのではないでしょうか。
普段からデジタルツールへの依存度が高く、「書くこと」に慣れていない方は、先ず「書くこと」に慣れていくことも大切な準備ポイントのひとつです!
Sake Diploma International試験の2通りの解答方法(ローマ字表記と英語表記)
Sake Diploma International試験の解答方法は2通りです。一つ目は固有名称をローマ字で解答する方法。
イメージ例題1がこれにあたります。二つ目は解答を英単語として解答する方法で、イメージ例題2がこれにあたります。
イメージ例題1にみる「山田錦」などの酒造好適米の名前は、固有の名前です。
固有名称を解答する場合は、対応する英単語はないためローマ字で「Yamadanishiki」などの固有名詞を書きます。
いっぽう、イメージ例題2では「竪型精米機(たてがたせいまいき)」の英単語である「vertical rice polishing machine」と解答しています。
これも固有名称の扱いで「Tategata-Seimaiki」と解答してもいいのでは・・・?と思ったりもします。
しかし、試験では教本の記載に従うのがルールです。
教本ではローマ字表記ではなく英語で「vertical rice polishing machine」と記載されていることを踏まえると、「Tategata-Seimaiki」ではなく「vertical rice polishing machine」が正解となります。
何をローマ字で記載し、何を英単語で記載するかについては、自分で判断せずに、教本に従って覚えるのが一番です。
Sake Diploma International試験の問題の本質を理解する近道は「日本語での基礎固め」
Sake Diploma International試験の出題内容の本質を理解するには、先ずは「日本語で理解して、知識の基礎固めを行うこと」が近道だと思います。
なぜなら、イメージ例題1とイメージ例題2にも示したように、英語と日本語の言語の違いはあっても、出題される内容の本質は同じだからです。
試験勉強を始めるとすぐにわかりますが、日本酒の勉強は専門的な内容が含まれます。
初めて耳にする専門用語も多いことも踏まえると、いくら英語に自信があったとしても、母国語である日本語で日本酒の基礎知識を固めてから、英語での学習に着手したほうが、断然、効率的です。
初見で英語での問題を見るよりも、一度でも、日本語で類似の問題に触れておいたほうが、気持ちにも余裕が持てるはずです。
日本語で知識を基礎固めをする方法
日本語で知識の基礎固めをするために、私はワインスクールで提供されているオンライン問題集を活用しました。
とにかく問題数をこなすことに慣れ、記憶に定着させて「曖昧さ」をできる限り排除することに取り組みました。
スクールによってはオンライン問題集がなかったり、独学でチャレンジされる方もいらっしゃると思います。
そんな方にぜひともご紹介したいのが、ワインスクール講師の山崎和夫さんがウェブでご提供されている「ワイン受験.com」のサイトのオンライン問題集「SAKE DIPLOMA問題集 2021」です。
実際、わたしはスクールでのオンライン問題集に加えて、山崎さんのウェブサイトにも大変お世話になりました(2019年のワインエキスパート受験の際にも、大変お世話になりました!)。
オンライン問題集と模擬試験を利用するには、有料となりますが1年間で5000円です。
しかし、いつでも、どこでも、なんどでも、最新情報にアップデートされているオンライン問題集を活用できることを考えれば、有料登録する価値は十分すぎる以上にあると思います!
CBT試験では膨大なデータベースの中から、ランダムに問題が出題されます。曖昧な記憶を排除するためにも、何度もオンラインで問題をこなすことが合格へのカギとなります。
まとめ
Sake Diploma International試験の準備で重要なポイントは、「①日本語で基礎知識を固める」、「②ローマ字表記と英語表記を覚える」、「③書きまくる!」の3つです。
①日本語で基礎を固める
オンライン問題集を活用して問題数をこなす。曖昧な記憶を排除する。そして、先ず、Sake DiplomaのCBT試験を受験する。
②ローマ字表記と英語表記を覚える
Sake DiplomaのCBT試験の目途もたち、基礎が固まったところでSake Diploma International試験に向けて英語での学習をスタートさせる。教本を見ながら、ローマ字表記されるものと英語表記されているものを覚える。
③書きまくる!
些細なスペリングミスで不正解とならないように、記憶に定着させるために、「書いて、書いて、書きまくる!」
体で覚えることが大切です。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
次回は、Sake DiplomaとSake Diploma International教本の比較についてお伝えしたいと思います!
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